それでもカッコよく生きろ。
2017年3月に甲状腺がん、その1か月後に中咽頭がんが見つかりました。
当時44歳。左耳の下にできた小さなしこり・・・全く痛くも痒くもないのに、
『ステージ4、このままだと余命半年』だというのです。
まるで『ほら、UFOから宇宙人が2人降りて来ましたよ!』と言われた様な状況でしたが、
驚いたり、疑ったり、怯えたりする猶予はなく、即、手術と治療を始めるしかありませんでした。
ただし、想像を絶した分、現実感もなく、逆に冷静になることも出来たのです。
そこで、ボクは、まず、遺書と葬式時に連絡する人のリストを作ることから、闘病を始めました。
ボクが土に還る日までの11のこと。
もう、二度と歌えないこと。
今までとは別のボクになること。
時々、気が狂いそうになること。
出来るだけ忘れたふりをして過ごすこと。
薬を飲み忘れてはいけないこと。
絶対に歯を抜いてはいけないこと。
殆どのことは大したことではないこと。
泥まみれになっても恥じずに闘うこと。
神に祈るよりも、支えてくれる隣の人に感謝すること。
カッコイイお父さんであること。
娘に大切なものを遺すこと。
2024年9月15日 HaratoRocks
ボクがいなくなった世界へ告ぐ。
世の中で最も強いのは、「権力」でも「腕力」でも「知力」でも「財力」でもありません。
それは「優しさ」です。
全てを愛し、受け入れ、許し、感謝し、時には、その身をも犠牲に出来る「優しさ」です。
これは最も難しいことです。何故なら、「優しさ」には、とてつもない「勇気」が必要だからです。
地球人が皆、この「勇気」を持つ事が出来れば、環境汚染や貧困、その他、様々な問題を解決する事が出来るかも知れないのに、
地球人は相変わらず「勇気」を持てずに、醜い争いを繰り返します。
そもそも、「猿の惑星」や「宇宙戦争」のように、進化した動物や異星人に攻撃され、支配される日が来るかも知れません。
地球上で人間が一番偉いわけでもなく、地球人同士で争っている場合でもないのです。
いつの日か「ボクがいなくなった世界」で、これが当たり前になりますように。
2017年04月24日 HaratoRocks